【韓国ビザ】F-6結婚移民ビザ取得について
韓国に住む日本人がまず必要なものといえばビザ!
ビザがないと韓国に長期で滞在することはできません。
(3ヶ月までの滞在の場合、場合によりビザなしで渡航可能)
私は今回F-6韓国移民ビザを取得したので、その取得までの流れをブログに残したいと思います。
※ビザの申請はその状況によって必要書類が変わります。
申請の際は事前に関連機関へ事前に確認をしてください。
まずはじめに
ビザとは?
まず、ビザとは別名「査証」といい、渡航先から発行される入国許可証です。
現在(2022.12.27 現在)韓国に行く際、日本人の場合は旅行での渡韓の場合、3ヶ月以内の旅行であれば
ビザの取得は不要となっています。(ビザは不必要ですがK-ETAという電子旅行許可制の取得が必須です。)
韓国ビザについて
韓国のビザは、様々な種類があり短期訪問、研修・留学、ワーキングホリデー、結婚移民などのビザがあります。
どのビザを取得するにも、日本に住んでいる日本人の場合、駐日本国大韓民国大使館で申請をしなければなりません。
この記事を書いている今現在(2022年12月下旬)はコロナ関連の規制も落ち着き、ビザの申請もコロナ初期よりはしやすくなっていますが、いまだに以前よりもビザの申請に手がかかることが多い気がします。
私は韓国人との結婚ということで「結婚移民(F-6)ビザ」の発給申請をしました!
結婚移民(F-6)ビザ申請の流れと提出書類
(1) 両国での婚姻届の提出
結婚移民ビザを申請するにあたって、ビザの名前の通り「結婚」の届けをしなければなりません。
韓国人との結婚での私が行ったことについては別記事でまとめておりますので、そちらをご参照ください^^
(2) 日本の市役所で新しい戸籍謄本を発行してもらう
ビザの申請に必要な書類は別途下記で記載しますが、結婚した事実が確認できる新しい戸籍謄本が必要になります。
戸籍に結婚についてが反映された後、戸籍謄本を発行してもらいましょう。
(3) ビザ申請に必要な書類を準備
ここからが書類準備のステップになります。
結婚移民ビザの書類についてはまず私は在大阪大韓民国総領事館のサイトを参考にしました。
私が準備した書類たちは下記の通り
- 査証発給申請書(指定書式をサイトからダウンロードして記入)
- 証明写真(カラー、背景:白、6ヶ月以内に撮影されたもの、3.5*4.5cm)
- パスポートの原本(有効期限が6ヶ月以上残っているもの)
- パスポートのコピー(顔写真ページを見開きで1枚コピー)
- 外国人配偶者の結婚背景陳述書(指定書式をサイトからダウンロードして記入)
- 戸籍謄本
- 意思疎通関連書類(意思疎通ができることを証明する書類、日本人もしくは韓国人のどちちらかが準備)
- 犯罪歴証明書(2023年4月13日より提出が必要)
- 健康診断書(2023年4月13日より提出が必要)
- 身元保証書(指定書式をサイトからダウンロードして記入)
- 外国人配偶者招待状(指定書式をサイトからダウンロードして記入)
→項目中の2.5の項目については別紙(A4)で作成し、証明資料(カラー写真3~4枚)も一緒に提出。カラー写真はA4用紙にカラーコピーし、その写真の撮影日やその写真に写っている人たちとの関係、撮影場所などを細かく記載。 - パスポートのコピー(顔写真ページを見開きで1枚コピー)
- 家族関係証明書(詳細)
- 基本証明書(詳細)
- 婚姻関係証明書(詳細)
- 住民登録謄本(情報省略なし)
- 所得要件関連書類(韓国人の所得により必要書類が変動)
- 住居要件関連書類(不動産登記謄本の原本や賃貸借契約書のコピーなど)
- 意思疎通関連書類(意思疎通ができることを証明する書類、日本人もしくは韓国人のどちちらかが準備)
- 犯罪歴証明書(2023年4月13日より提出が必要)
- 健康診断書(2023年4月13日より提出が必要)
準備するものが多いですよね、、。
特に韓国人の方の準備書類がなかなか多くなっています。
準備書類の中からいくつかの詳細を下記に記載してみようかと思います。
[外国人配偶者の結婚背景陳述書]
日本人が準備する書類で、大使館のサイトからダウンロード・印刷が可能です。
この書類は基本事項と家族構成や家族が結婚について知っているかなどの質問が書かれている書類になっています。
質問に答えれば大丈夫なので、それ以外に難しい書類は必要ありません。
[意思疎通関連書類]
この結婚移民ビザの審査の基準の一つとして大きいのがこの意思疎通についての項目。
基本的な意思疎通が夫婦でできるのかという部分が、ビザの審査基準の一つとしてあります。
それを証明するための書類の準備が必要です。
例えば、韓国人のパートナーと日本人が韓国語で話す場合は、韓国語能力試験(TOPIK)の資格証明書や韓国語を学校で勉強したと証明できる書類が必要です。
もしそのような資格証明書などがない場合は、メッセージアプリでのやり取りを印刷したものを10枚以上提出することでも可能なようです。
私の場合はTOPIKの資格証明書があったので、そちらと念の為カカオトークでのやり取りのキャプチャーを紙に印刷し、提出しました。
こちらの書類は日本人、もしくは韓国人どちらかのものを提出すればいいようです。
[外国人配偶者招待状]
こちらは韓国人が準備する書類で、韓国人の基本的な情報の記入から
結婚した日本人パートナーといつ出会ったのか、パートナーとの詳細、所得について、住居についてなど、様々な内容の質問が書かれています。
基本的には書かれている質問に沿って記入していけばいいのですが、
2.5項目の質問に「初めて出会った後、どのように関係を発展させ結婚に至ったのか説明し、交際の事実を証明できる資料があれば提出しなさい」と記載されている項目があります。
この資料は必ず!!!別途で作成し提出しなければならない書類です。
この追加書類、私は下記内容で準備をしました。
①2人の出会いから交際、結婚に至るまでの内容をまとめたA4ワード資料
出会い、交際、結婚に至るまでの流れと、お互いどんな部分に惹かれて交際に至ったのかなどをなるべく細かく記入しました。
場所や日程などなるべく細かく記入し、自分たちの交際をしっかりと証明できるような内容にできるように気を使いました。
②2人で撮った写真や第三者を含め一緒に撮った写真をまとめたA4資料
カラー写真をA4の紙にまとめ、いつ・どこで・誰と撮ったかを記載しました。
その際に第三者がいた方がさらに証明になると思い、2人の写真はもちろん、第三者と一緒に撮影したものも、一緒に提出をしました。
どちらの資料もお互いが一緒になるための結婚だということを証明するための資料になるので、なるべく細かく、丁寧に作成をした方がいいのではないかと思います。
[所得要件関連書類]
韓国人の所得を確認するためにいくつかの書類が必要です。
先ほど意思疎通ができるかも審査の条件に当たると書きましたが、
所得についても審査の条件の一つになっているようです。
所得要件関連書類はその人の状況により準備書類が変わってきますが
・信用情報紹介書
・所得金額証明願(原本):前年度の所得金額証明願
この2つはどんな方でも必須となっているようで、
後の書類は会社に所属しているのか、事業者なのか、ビザ申請指定所得に所得額が満たしているのか・いないのかによって変わってくるようです。
これについては下記サイトで詳細をチェックしてみてください。
駐大阪大韓民国総領事館:【F-6】 結婚移民
[犯罪歴証明書と健康診断書]
私がビザの申請をしたときは必要がなかったのですが、
2023年4月13日から犯罪歴証明書と健康診断書の提出するように、規定が改正されたとのこと!
詳細は下記サイトより確認してみてください。
駐日本国大韓民国大使館:
結婚移民(F-6)ビザ発給申請時犯罪経歴証明書及び健康診断書提出のご案内
(4) 領事館訪問予約
必要書類が全て準備できたら、領事館への訪問予約が必要です。
以前は必要がなかった訪問予約ですが、コロナの影響もあり、現在では管轄領事館への訪問は
事前に訪問予約が必要です。
この訪問予約は「영사민원 24」というサイトで受け付けています。
さらに、この予約訪問の予約を開始できる日程は決まっていて、領事館のビザ案内ページに、いつの訪問日の予約はいつから予約ができるのかが随時アップされています。
そのため、事前に領事館サイトで自分が領事館に訪問したい日の予約を取るには、いつ予約が取れるのかをチェックしておくといいと思います。
(1)영사민원 24にアクセス
https://consul.mofa.go.kr/biz/main/main.do
(2) 로그인をクリック
(3) 비회원 로그인から各項目を入力しログインする
(4) サイトトップページ右側の「재외공관 방문예약」をクリック
(5) 「주일본대한민국 대사관」と「VISA語学研修・留学・結婚移民申請」を選択・チェック
(6)訪問を希望する日時を選択し、訪問予約をしたら申請完了
(5) 領事館訪問・ビザ申請
영사민원 24で予約した日時に、必要書類を持って大使館へ訪問します。
私は麻布十番にある駐日本国大韓民国大使館へ向かいました。
私が行ったときは、まずビザ受付のフロアにいくと、案内所がありそこで全ての書類が揃っているかのチェックをしていました。そのチェックが終わると番号札をもらえるので、呼ばれるまで待機します。
自分の番になり、窓口で必要書類のチェックがあり、そこで不備があれば修正などをし、まず問題がなければ再度ロビーで待機をし、細かいチェックまで終わると呼び出しがあり、ビザの受付申請は終了した旨、私の時は約2週間でビザの結果の確認ができる旨のお話がありました。
そして、私の場合は窓口では不備はないとのことだったのですが、申請した次の日に電話があり、所得関連の書類を追加で提出を求められました。
この追加資料の提出は窓口に出向くのではなく、メールでの提出でOKでした。
(6) ビザの結果確認・ビザ発給
ビザ申請の2週間後、サイトで結果を確認します。
そこでビザがおりていれば、無事にビザが発給されたこととなります!
韓国に行く際は、その結果のページからビザを印刷できるので、印刷をしたものを必ず持って入国するようにしてください。
これでビザの手続きは終了です!!!
ビザの申請をしてみて
私は今まで、短期就労ビザなどの申請をしたことはあったのですが、
結婚移民ビザは初めてだったので、インターネットでもたくさん調べ、
主人にもいろいろな書類を準備してもらい、無事にビザを取得する事ができました。
私の準備書類も少ないわけではないですが、主人の準備する書類や、書かなければいけない書類が多く、所得額についても規定があって、それに満たしていないとさらにそれを補う書類が必要だったりと、やはり外国人を招聘するということは大変なんだなと実感しました。
書類も難しくはあったので、ビザ申請の代行をお願いしようかとも考えましたが、
費用もある程度かかるということで、一度は自分でやってみようと今回申請を自分で直接することとなりましたが、結果としては、自分で経験してみてよかったなと思っています。
ということで、ここまで私が行った韓国のF-6結婚移民ビザの申請の流れについてまとめてみました。
私自身申請して少し時間が経っているので、もしかしたら何か忘れているかも。。しれませんが
少しでもこの記事がこれからビザを申請する方の役に立てばいいなと思っております。
長い記事になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました^^